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『ラングリッサー』 (''Langrisser'') は、日本コンピュータシステム(NCS)がメサイヤブランドを用いて1991年4月26日に発売したメガドライブ用シミュレーションRPG。 以降、この作品を「1作目」とし、続編や世界観を変えた作品が登場、シリーズ化した。 2015年7月23日には発売元が株式会社エクストリーム(以下、extreme)に変わり、メサイヤゲームスブランドを用いて最新作『ラングリッサー リインカーネーション -転生-』をニンテンドー3DS用に発売した。(本項では、この最新作以外を総覧して解説する) == 概要 == 当初はメガドライブで発売、『III』以降は主なプラットフォームをセガサターンに移し、スーパーファミコンやプレイステーションなどにも移植される。開発は『I』-『II』がNCS、『III』-『V』がキャリアソフト(実質的なメイン開発陣はほぼ同一)。『I』-『V』のイラストはうるし原智志が描く。 NCSが本作以前に発売した『エルスリード』『ガイアの紋章』(どちらもウォー・シミュレーションゲーム)の続編の様である(第1作のラスボスは復活したボーゼル)。なおこちらは光の王ジークハルトと闇の王ボーゼルの二名しか名有りキャラクターは存在せず、ストーリー性はほぼ無い。 シミュレーションRPGとしての完成度は高く、初めて本格的に「ユニット属性」を取り入れた戦略性の高いゲームであったが、故にゲームシステムも複雑なものとなった。数人の指揮官ユニット(レベルアップ可)に複数の傭兵ユニット(使い捨て)を配属し、指揮官にはその傭兵に対する指揮能力や指揮範囲のパラメータを持たせたという点が大きな特徴。シリーズ化以降、『III』でゲームシステムを大幅に変更しているが、「属性」による戦略は変わっていない。 「戦略性」だけでなく「色気」にも力が入っている作品であり、多くの女性指揮官が登場し、主人公とのラブロマンス・イベントも豊富である。また、女性キャラのコスチュームの露出度は、『II』と『V』が最高潮。 裏技を使用するとスタッフのウィットに富んだギャグが見られる。 『ラングリッサーミレニアム』では開発陣・キャラクターデザインが変更された。 ;基本システム :敵味方で個別のターンが存在し、プレイヤーが自軍ユニット(1ユニット兵士10名で構成)に対し、個別で移動・攻撃の指示を与えていく、ファミコンウォーズなどに代表される典型的な戦術シミュレーション・ゲーム。ユニットはそれぞれ性能(攻撃力・防御力・移動力・攻撃射程)が異なり、「属性」で分けられている。 ;ユニット属性 :ユニットは大きく「歩兵」(複雑な地形の踏破能力に優れる)、「槍兵」(攻撃力と防御力が高い)、「騎兵」(平地の機動性と攻撃力が高い)に分けられ、3すくみと呼ばれるじゃんけんに似たダメージ補正を受ける仕組みになっている。実際の対決(1ユニット同士の戦闘シーン)では、「歩兵は槍兵に強く騎兵に弱い」「槍兵は騎兵に強く歩兵に弱い」「騎兵は歩兵に強く槍兵に弱い」という戦力補正がかかる。 :またそれとは別途で、「飛行」(機動性と攻撃力が高い)、「弓兵」(攻撃射程が長い)が存在する。「弓兵は上記3ユニットに弱いが飛行に強い」「飛行は上記3ユニットに強いが弓兵に弱い」という、よりマクロな視点の3すくみも存在する。 :この属性のコンセプトは、現実世界の15〜17世紀のテルシオ戦術が盛んな頃の戦場をモデルにしていると思われ、初期作品では実際に「防御が硬い槍兵を並べて、後ろから弓兵やバリスタが攻撃する」というテルシオ戦術に習った編成を行うと、比較的楽にゲームが進められる。逆に、そういった戦術をまったく考慮しないと苦戦を強いられ、後半になるほど物量や力押しは通用しなくなっていく。また、機動性や防御力が高いユニットがやや有利に働くため、「歩兵」はやや不遇であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラングリッサーシリーズ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Langrisser 」があります。 スポンサード リンク
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